
大人は大丈夫?うつぶせ寝で期待できる効果とは
寝る体制は個人によって違いますが、実は「うつぶせ寝」はメリットも大きいんです。今回は期待できる効果やうつぶせ寝のやり方をまとめました。
医療用語の「腹臥位療法(ふくがいりょうほう)」に当てはまる
うつぶせで寝ることに良くないイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、腹臥位療法(ふくがいりょうほう)と言って、あえてうつぶせで寝る方法があります。
そもそも仰向けで寝るのは人間くらい
身近な動物などを思い出して欲しいのですが、仰向けでお腹を上にして寝る生き物は人間くらいではないでしょうか。犬や猫、その他野生動物は皆うつぶせか、横向きで寝ているのです。基本的には、お腹が動物にとって弱点になり得る点とすぐに立ち上がれるという点がありますが、その他にも効果があってうつぶせ寝をしているのです。
つまり動物的視点で見ると仰向けに寝るのは一般的ではないんですね。
ただし注意したいのが赤ちゃんの睡眠時です。これは自分自身で体制を変えられる大人が行うべき方法で、赤ちゃんのうつぶせ寝は、寝返りが打てず口をふさいでしまったり、乳幼児突然死症候群の原因にもなりえます。
うつぶせ寝で期待できる効果
健康な私たちでも、うつぶせで寝ることでいろんなプラスの効果が期待できることをご存知でしょうか?
うつぶせ寝は下記の効果が期待できるんです。深刻な問題につながるいびきも緩和されますし、よだれや痰で気道をふさぐ心配も少なくなります。
筋肉も弛緩することができるので、ゆったりとリラックスして眠ることも可能です。うつぶせ寝は意外とメリットが多いんですね。
一般的にうつぶせ寝が体に良いとされているのは
・睡眠時無呼吸の予防
・よだれや痰が排出されやすくなる
・体がリラックスできて、熟睡感が得られる
大人のうつぶせ寝のやり方
熟眠が得られそうなうつぶせ寝。興味がある人はうつぶせ寝を続けている医師・日野原重明さんが提唱する方法を実践してみましょう。このやり方を見ると、顔も左右どちらかに傾けるので、苦しくなさそうですね。
まず、おへそのあたりに幅広い枕を置き、その上にうつぶせ寝をするが、できれば薄い羽毛の枕を二重か三重にたたみ、頭は15%くらい右か左に向かせ、右か左の耳と側頭部に枕が当たるようにし、おなかは真下に向け、両足は少し曲げて休む。
いびき解消やリラックス効果を発揮するかも
今回はうつぶせ寝で期待できる効果や、そのやり方などをまとめましたが、いかがでしたか?
息が苦しいイメージもあるうつぶせ寝ですが、実はメリットが多いことがわかりましたね。呼吸や体が楽になるうつぶせ寝をすることで、いびきや睡眠不足の原因が解消されるかもしれません。
気になる人は正しいやり方をしっかり確認して、試してみましょう。