
理想の枕をとことん研究!自分の高さにあった枕の高さはどれくらい?
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皆さんは、毎晩ぐっすり眠れていますか?もしそうでないとしたら、もしかしたら枕が原因かもしれませんよ!まくらが合っていないと、頭痛や肩こり、イビキや不眠症など、さまざまな症状の原因にもなります。理想の枕選びについてご説明します。
枕の歴史はとても古い
枕が必要になったのはいつ頃からかご存知ですか?
1924年に南アフリカで、人類の始祖ともいわれるアウストラロピテクスの化石が発掘されましたが、その化石は頭蓋骨の下に砕石が枕のようにしかれていたそうです。
実は枕は人間が二足歩行を始めた頃から、あったのではないがと言われています。二足歩行により、両手が自由になり、脳が発達していき、それを支えるために脊柱が進化したそうです。
人間の脊柱は連続したS字カーブのようになっていて、そのカーブの基点である大事な頭部を支えるために枕が必要なのです。
枕は頭だけじゃなく、肩口までのせる
毎日睡眠時に使用している枕ですが、ただ頭だけを枕に乗せるのは正しい寝方ではありません。正しい枕の乗せ方は自分の肩に枕があたるくらい、深めに頭をのせるのが良いのです。
頭のてっぺんから首すじまでまっすぐな状態で頭の重さを支えることで、首や肩が疲れにくくなります。まずは正しい枕の乗せ方を意識してみてください。
今使っている枕が自分に合っているのか、調べてみましょう
まずは今使っている枕が自分にあっているか調べてみましょう。
調べる方法は簡単です。まず布団に枕を置いて、仰向けに寝てみます。
肩が枕についた状態で、首が持ち上がってしまわないか、頭が前に突き出していないか?をチェックしましょう。
首が楽にまっすぐになっていなければ、枕の高さが自分に合っていないということです。
理想は枕に頭が、すっぽりちょうど収まっている状態です。
次に、横向きに寝てみます。
首が上や下に曲がっていないか、無理な姿勢にならないか確認してみましょう。人は寝ている間に寝返りを打つので、枕の高さの調整は、上向き、横向きといろいろな角度から試してみる事が大切です。
合わない枕を使い続けると・・・
・枕が高すぎる
首と枕の間に隙間ができて、顎がひけてしまうので、肩や首への負担がかかり、睡眠時に肩こりや頭痛、いびきの原因を作ってしまいます。しっかり寝たのに肩こりがとれない、という人は枕の高さに原因があるのかもしれません。
・枕が低すぎる・または偏っている
枕としての機能を果たしていないことになりますので、結局頸椎を支えられておらず、寝違えや肩こりの原因となります。
・顎が自然とあがってしまう
頭が枕に沈んでしまい、顎が上がった状態になることがあります。これは血液が頭部に下がってしまい、脳への刺激が増えてしまっている状態です。眠りも浅く、いびきの原因にもなります。
・枕を使わないと
頭を支えられないので体全体に負担がかかってしまい、眠りが浅くなります。また、顔のむくみや肩こりを誘発します。
理想の枕の大きさは横60センチ×奥行き40センチ
枕の素材は色々な種類がありますが、一番は自分の好みで選びましょう。ポイントは自分がリラックスできるかどうかです。
寝ている間、何時間もずっと頭を支え続ける枕は熱がこもらず、汗を吸収・発散させる通気性のよいものがよいでしょう。特に汗を多くかく子どもの枕は洗濯できる素材を選ぶと衛生的ですよ。
また枕の理想的な大きさは、寝返りしても頭が落ちず、肩先までをしっかり支える、だいたい横幅60センチ以上、奥行き40センチ以上だそうです。
頭3個くらいの幅があれば、寝返りをしても枕から落ちる事も少ないでしょう。枕が小さすぎると、結局枕から落ちてしまって、肩こりや首の痛みの原因を作ってしまいます。
いかがでしたか?
枕の高さの調節は、必ずあなたの睡眠の質を最高のものにしてくれるので、一度ご自分の枕を見直してみてはいかかでしょうか☆