
湿気は天敵!ベッド周りの除湿で心がけたい3つのこと
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ベッド周りは湿度がたまりやすいもの。ベッド周りを除湿すれば快適な睡眠環境になりますよ。湿度のたまりやすい場所を通気性をあげ、除湿グッズを使い、換気も忘れず行うことが大切です。
ご存じの通り、日本は高温多湿な気候です。
睡眠環境での大きな悩みの一つが「湿気」ですよね。除湿をいかに行うかはとても大切なことです。
梅雨時期は雨が多く、夏は気温湿度ともに高く汗もかきます。そして冬は室内の乾燥を予防するために部屋を加湿することも多く、外気との気温差で窓には結露がびっしりなんてことも日常茶飯事です。
つまり、一年中ベッド周りの湿気は高い状態になりやすく、カビが発生しやすいのです。
今回は、ベッド周りの除湿で心がけたい3つのことをご紹介しましょう。
マットレスの裏側、ベッド下、収納スペースは要注意!
ベッド周りの除湿を心がける前に、まずはベッド周りで湿度がたまりやすい場所を知っておきましょう。
1、マットレスの裏側
2、ベッド下
3、収納スペース
が湿度がたまりやすい場所となっています。
この部分を中心に除湿対策をすることで、ベッド周りの湿度が改善され睡眠環境が改善されます。
湿度がたまると、カビが生えます。
カビは人体に悪影響を及ぼす危険があり、布団に一度生えてしまったカビはなかなか取り除けません。
アレルギー性の鼻炎や喘息、アトピー皮膚炎もカビが原因と言われています。
免疫力が弱った人、高齢者や小さなお子様は特に影響を受けやすいです。
風邪で免疫が弱って寝込んでいるときに使うベットやマットレス、小さな赤ちゃんが使う布団。
これらにカビが生えていたらカビの影響を受けるリスクは非常に高くなってしまいます。
このような悪影響を受けないためにも、日ごろからマットレスや布団にカビが生えないようにするために除湿が必要です。
1、マットレスを持ち上げるなど通気性をアップさせる工夫をしよう
何もメンテナンスしなければ空気の流れはほとんどありません。
マットレスの裏側もしっかり乾燥できるようにひと工夫しましょう。
マットレスは原則、丸洗いや天日干しが出来ません。
一度カビが発生してしまうと、完全に除去することはとても難しいです。
マットレスにはカビを生えさせないように心がけましょう。
まず、マットレスを直接床に置いていませんか?
マットレスを直接床に置くと、冬は床との温度差によって結露してしまいます。
夏は吸い込んだ汗の通り道がないため、カビの原因となってしまいます。
その湿度を含んだマットレスを乾燥させるためには、壁に立てかけるのがおすすめです。
重さや部屋の配置などで難しい場合は、ベッドの種類にもよりますがマットレスをヘッドボードに立てかけてしまうということです。
風が通るのでしっかり乾燥させることができ、効果的に除湿できます。
また、壁の近くにベッドがある時は壁からベッドを10cmほど離すだけで通気性が変わります。
2、除湿マットや除湿シートなどの除湿グッズを活用しよう
湿気のたまりやすいマットレスの裏側は、湿気を吸い取ってくれる「除湿シート」が非常に効果的です。
どうしても空気の流れが少ない場所なので、湿気は分散させるよりも吸い取るほうが効率的です。
マットレスと床板の間に敷いたり、寝汗による湿気を防ぐならマットレスの上に敷くのも一つの方法です。
市販の「除湿シート」をマットレスの上に敷き、新聞紙をマットレスの下に敷くとダブルの効果が得られます。
マットレスの裏側は、寝汗による湿気が多く「敷パッド」をこまめに洗濯して使うのも一つの方法です。
清潔できちんと乾燥させた「敷パッド」は、多くの寝汗を吸収できます。
夏期でしたら、さらさらで肌触りの涼しいものを選べば寝汗の量自体を減らせる効果もあり、間接的にも除湿に繋がりますね。
また布団の場合は、あげた布団を入れる押入れに「乾燥剤」を入れておくのも効果的です。
3、換気やサーキュレーターで風を送ろう
通気性をあげるためにはこまめな換気が一番手っ取り早いです。
季節や天候にもよりますが、窓を開けた方が乾燥しやすいなら積極的に窓を開けて換気するようにしましょう。
梅雨の時期は、逆に湿気が入ってくることも予想できますし、また気温が高くジメジメした日も同じことが言えます。
注意が必要なのが、冬の換気です。
冬は乾燥する季節なので、部屋の湿度もすぐに下がるように感じます。
しかし、思っている以上に換気では乾燥しないのです。
その理由は、冬に使われることが多い加湿器です。
ウイルスや肌の乾燥対策のため、毎晩欠かさず加湿している家庭も多いですよね。
寒いからと言って窓も開けずに加湿していると、一気にカビが生えてきてしまうという恐ろしいことが起こります。
実は、夏よりも冬のほうがカビは生えやすいものなのです。
ですから、出来る範囲で窓を開けたり、換気を心がけるようにしましょう。
もう一つの方法として、サーキュレーターでベッド下に空気の流れを強制的に作る方法があります。
扇風機でも代用できますが、サーキュレーターのほうが風の直進性が高いので、ベッドのような長さのある空間には向いています。
ベッド周りの除湿で心がけたい3つのこと、お分かりいただけたでしょうか。
大切なのは通気性。
こまめな通気を心がけて、除湿しましょう。