
睡眠障害の対策には泣くことも大事!?不眠とストレスの関係には深い繋がりがある!
ストレスは人間の体や心に悪影響を及ぼしますが、睡眠との関係はどうなのでしょうか?いつも夢ごごちのような眠りにつくには運動や泣くことなど様々の改善法があるようです。
最近ぐっすり眠れなくなってきた、途中で何度も起きるなど睡眠に不安を持っている人は多くいます。このような睡眠の症状の大きな要因とも言えるのがストレスです。今回はストレスと睡眠の関係についてまとめてみました。
不眠にはいくつかの症状があります
まず不眠という症状について説明していきます。よく眠れない原因が何なのか人それぞれ違う場合があるのです。
・入眠障害
寝つきが悪く、30分以上経っても眠れない。心配性や精神的ストレスを普段から感じている人が陥りやすい症状です。
・中途障害
途中で目が覚めてなかなか寝付けない。飲酒や夜間の頻尿など身体的原因で睡眠を妨害します。
・早期覚醒
朝早く目が覚めてしまう。高齢者やうつ病患者に多く見られる症状です。
・熟眠感欠如
ぐっすり眠った気がしない。ノンレム睡眠の量が少ないと、感じてしまう症状です。
睡眠障害の原因とは何なのでしょうか
睡眠障害になってしまう原因は個人によって違います。それでは何が原因となってしまうのか見ていきましょう。
・心理的原因
何らかの原因でストレスを感じそれが不眠につながっている
・身体的原因
外傷や関節リウマチ・喘息発作・頻尿・花粉症などが原因で起こる不眠
・精神医学的原因
不安や抑うつが原因で起こる不眠。進行するとうつ病へとつながる
・薬理学的原因
アルコール・カフェイン・ニコチンまたは服用している薬が原因の不眠
・生理学的原因
海外旅行や出張による時差ボケ、シフト制の仕事による昼夜逆転のライフスタイルで起こる不眠
ストレス性睡眠障害について
心理的原因で不眠になってしまうことがわかりました。そのストレスにも「物理的刺激」と「心理的刺激」の2種類があります。
・物理的刺激
暑さ、寒さ、騒音、異臭、激しい肉体労働や運動、家事による疲労、かゆみや痛みなど物理的に与えられた刺激によってストレスを感じます。
・心理的刺激
肉親との死別や離婚、深刻な病気、失業などの悩みがストレスになります。また身近な人との人間関係のストレスも挙げられます。
ストレス性障害で悩んでいる人の多くが心理的刺激によるストレスだと言われています。
心配事のストレスも不眠の原因になる
ストレス性睡眠障害の特徴として眠る前の考え事での入眠障害や、不安感で一度起きてしまう中途覚醒などがあります。
仕事の上司や同僚との関係や恋人との付き合いの変化など、悩みが増えるごとに睡眠障害へとつながります。
しかし、ちょっとしたミスや失敗を気にしない人もいれば、いつまでも引きずってしまう人もいます。心理的刺激はその人の感受性によって受け方が変わります。感受性が鋭いタイプの人ほど、ストレス性睡眠障害に陥りやすくなります。
ストレスは身体的な症状へとつながる
心理的刺激のストレスを常に感じ、それを解消しないままでいると便秘、下痢、胃痛、高血圧、疲れといった肉体的な異常へとつながってしまいます。これらを「心身症」と言います。
このように精神的な部分だけではなく、身体的な症状へとつながるのがストレスの強い部分です。その心身症が原因でさらに不眠へと陥りやすくなってしまうのです。
ストレス性睡眠障害を改善するには、まず原因となるストレスを突き止めて、解決することが必要になってきます。
心身症とは、「身体症状・身体疾患において、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的・機能的障害が認められる病態」である。
出典:心身症 - 脳科学辞典
ストレスを解消する方法をご紹介します!
睡眠や身体的にも悪いストレス。ではどのようにして解消したらいいのでしょうか。ストレス解消に有効ないくつかの方法をご紹介します。
・アロマテラピーを行う
匂いは人間の精神的な部分にも影響します。アロマオイルにはさまざまな効果があり、鎮静作用のあるアロマオイルを使用すると、ストレス解消にもつながります。
・泣く
泣くという行為もストレス解消になります。交感神経と副交感神経のバランスが泣くことで副交感神経を優位にしてくれるのです。それによりリラックスできます。
・運動する
普段運動不足の人は体を積極的に動かしましょう。ストレスによって乱れてしまった脳内神経伝達物質を調整する働きがあり、ストレスを解消してくれます。運動が苦手な人はストレッチでもOKです。体を動かすだけでも効果があります。
・入浴する
適度なお湯が身体全体を包んで温め、さらに浮揚感によるリラックス効果得られます。リラックスは最大のストレス解消法です。
・音楽を聴く
気持ちを上げてくれるような音楽を聴くこともオススメです。ヒーリングミュージックなども良いですね。自分の好きな音楽で構いません。