
深い眠りのノンレム睡眠。ごく浅いステージ1とは?
ノンレム睡眠に段階があるのをご存知ですか?今回はノンレム睡眠のステージの一つ「ステージ1」についてご説明します。
レム睡眠やノンレム睡眠って良く耳にしますよね。睡眠には種類があり、それがこの2つの睡眠時間なのです。
質の良い睡眠を得るためにはまず睡眠について知っておいたほうが良いでしょう。今回はノンレム睡眠のステージ1についてご紹介します。
人間にとっての睡眠とは、その効果は?
睡眠とは人間の体や脳を休ませる時間です。
体を横たえると筋肉など肉体的な部分は休憩することができますが、脳はただ体を横にするだけでは活動を休止してくれないのです。寝ている時間しか脳は休むことができません!
脳が活動し続けると病気を誘発してしまいます。ですので、睡眠とは人間にとって必要不可欠なものになります。
また睡眠は人間の体に良い影響を与えます。
・脳と体の疲れを取る
・体を成長させ老化を防止する
・ストレスの解消
・病気の予防
・美容効果
・学習効果の効率化(記憶の定着)
このように疲労回復だけではなく、老化防止や美容効果、学習能力の向上などにも影響してきます。しかし全ての睡眠時間がこの働きを行ってくれるわけではありません。
睡眠には2種類がある!レム睡眠とノンレム睡眠
人間の睡眠には2つの睡眠があります。それがレム睡眠とノンレム睡眠です。これらは約90分周期で繰り返します。どちらも睡眠には変わりません。しかし翌朝スッキリとした目覚めを手に入れるには、この2つの睡眠が大きく関わってくるのです。
レム睡眠
レム睡眠とは「浅い睡眠」のことを指します。この時は急速眼球運動(REM)と呼ばれることから、レム睡眠と言われています。この時に人間は夢を見ますので、夢の動きを追う目の動きがある睡眠がレム睡眠なのです。
眠りが浅いため、体は休まっているが脳は働いている状態になります。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠は「深い睡眠」の状態です。ノンレム睡眠は眠り深さによって更に4段階に分類することができます。これらの段階は約8時間の睡眠中に4〜5回繰り返されると言われています。
この時は眠りが深いため体も脳も活動せず休んでいます。
ノンレム睡眠の特徴とは
深い眠りのノンレム睡眠ですが、特徴とその間に作用する効果について見てきましょう。
【特徴】
・入眠直後に入るのがノンレム睡眠
・体を支える必要ある筋肉は働いている
・夢を見ることはほとんど無い
・深い眠りに入るにつれて、呼吸回数・脈拍が少なくなる
【効果】
・成長ホルモンを分泌する
・ストレスを解消している
・嫌な記憶を消去する
・疲労回復の効果が高い
ノンレム睡眠の段階のひとつ:ステージ1
ノンレム睡眠には段階があり4つに分類されることは説明しましたが、まずはごく浅いノンレム睡眠のステージ1についてご紹介します。
ステージ1はノンレム睡眠のまだ入り始めの段階です。入眠直後にこのステージ1に入っていきます。レム睡眠とノンレム睡眠は90分周期で繰り返しますが、ノンレム睡眠の一番深いステージ4は必ず毎回くるものとは言えません。起床時間に近づくとステージ4に入らない可能性もあります。
しかしステージ1はノンレム睡眠の一番最初の段階ですので、4〜5回繰り返す中、必ず訪れる睡眠状態です。
ステージ1=入眠期 ごく浅い睡眠
ステージ2=軽睡眠期 浅い睡眠
ステージ3=中程度睡眠期 徐波睡眠(※)=中程度の睡眠/リラックス状態
ステージ4=深睡眠期 徐波睡眠(※)=深い睡眠/リラックス状態