
【熟眠障害】朝『眠った気がしない』と感じるあなたは、もしかしてうつ病の初期症状かも?
「昨夜の睡眠時間は8時間」と充分寝たのに眠った気がしない「熟眠障害」「熟睡感欠如」は、睡眠障害の一種です。
時間的には十分睡眠がとれているのに、なぜか熟睡した感覚が乏しいあなたは、熟眠障害かもしれません。
熟眠障害は今、若者を中心に増加傾向にあると言われています。寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めてしまう……それらの不眠と並ぶ睡眠障害の一種です。
時間としては十分な睡眠時間なのに、眠った気がしない
時間的には十分寝たはずなのに、朝目覚めるとよく眠った気がせず疲れが残っている……。そんなあなたは、熟眠障害かもしれません。
熟眠障害は、成人の女性が最も多く悩まされる睡眠障害の一種です。睡眠時間は7時間以上とれていて足りていることから、周囲の理解が得られず悩むことも多い障害です。
熟眠障害の原因とは
熟眠障害の原因には、環境・身体・心・生活習慣の4つの因子が複雑に絡み合っています。環境要因とは、寝具が合っていなかったり、騒音が気になるなど。身体要因は加齢や痒みなど。心の要因はストレスや悩みなど。生活習慣要因は、不規則な起床時間や過度の飲酒、喫煙、カフェイン摂取などです。
その他、朝起きてすぐベッドから離れられない人は、うつ病の初期症状の可能性もあります。
熟眠障害の改善方法
残念ながら、熟眠障害には睡眠薬は効果がありません。睡眠薬は眠りの量を増やすことはできますが、眠りの質は向上できないからです。
環境・身体・心・生活習慣、それぞれの要因を解決しても尚、眠りの質が改善されないなら、高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病が潜んでいるかもしれません。
また、うつ病など心の病気の初期症状ならば、精神科医を受診しなければ熟眠障害を治すことはできません。
早めの対策を
深い眠りのノンレム睡眠と夢を見るレム睡眠を交互に繰り返す、睡眠。眠りの質が悪くなる「熟眠障害」は、様々な要因からノンレム睡眠まで達せず、浅い眠りで熟睡できなくなる睡眠障害です。
睡眠時無呼吸症候群やうつ病が原因となっていることもあります。周囲に相談しても受け流され、孤独を感じてしまう場合もあります。精神科を含め、先生に相談してみましょう。