
眠りと脳波の関係でよく聞くα波・β波ってなんのこと!?その疑問についてまとめてみました!
人が眠りに落ちる目的は、脳を休めるためでもあります。ですが、その脳は眠っている間、どんな状態になっているか考えたことはありませんか?不思議な脳波α波β波の世界についてまとめました。
眠っている間、脳は休息をとっています。休息しながら、脳波はどうなっているのかご存知でしょうか?脳波にはα波やβ波などがあると、聞いたことはあるけれど、キチンと説明できる人は少ないのではないでしょうか。そこで、気になる脳波についてまとめてみました。
そもそも脳波って何?
人は脳から体に司令を送っています。そのとき、微量の電気が発生します。つまり、電気信号により体が動いているのです。この電気信号を調べるため、脳に装置を使います。それらを波形にしたものを脳波と呼びます。
眠りの段階によって脳波は、α(アルファ)波、θ(シータ)波、δ(デルタ)波にわかれています。他にもβ(ベータ)波が存在します。
名前だけ聞くと難しそうですが、α波などは聞いたことがあるのではないでしょうか?
眠っている間、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に起こっています。脳波も一緒に変動しています。
α波とβ波の違いについて
起きている間、人の脳波はβ波になっています。
人は目を閉じて、落ち着くと脳波がα波になるといわれています。何かに集中しているときも、α波が出ています。眠る際には、ウトウトと眠りかけるまで続きます。
ヒーリングミュージックには、α波を誘う目的の音楽もあります。α波が出ているということは、リラックスをしているという証拠なのです。脳波がα波になることで、エンドルフィンというホルモンが出ます。このホルモンには、体や脳を修復して休ませたり、ストレスを減らす効果などがあります。
眠りと関係のあるθ波とδ波
眠りが深くなるにつれてα波からθ波へと移行します。なんとなく眠っている、まどろみの状態です。軽い寝息を立てているぐらいの眠りです。ヨガや座禅など、無意識の世界に入るとθ波になるといわれています。
さらに眠りが深くなり、熟睡するとδ波と呼ばれる脳波になります。ノンレム睡眠では、一番計測されやすい脳波です。ノンレム睡眠は別名「脳の眠り」とも呼ばれます。
まとめ
人は眠りの中で、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。それに伴い脳波も変化していきます。起きている間はβ波、集中したりリラックスしている間はα波、まどろんでいる間はθ波、深い眠りはδ波です。それぞれの脳波が混在しながら、人の眠りが作られています。
脳科学の世界は、まだまだわからないことがたくさんあります。夢の世界は未知の世界への旅なのかもしれません。