メラトニン受容体作動薬とは、これまでにない作用機序を持った新しい睡眠薬です。期待される効果として入眠効果はもちろん、体内時計・睡眠リズムの改善などが期待されます。従来の睡眠薬にある副作用も改善されていて、大きな期待が寄せられている薬の一つです。

メラトニン受容体作動薬とは?

従来の睡眠薬の多くは神経系に作用して神経伝達物質を抑制することで眠気を催す作用をもたらしていました。しかしそもそも人間の眠気はメラトニンが関係しています。眠気に関与するメラトニンはメラトニン受容体に作用することで代謝を抑制し眠気を催しますが、メラトニン受容体作動薬はこのメラトニン受容体に直接関わることで眠気をもたらす作用があります。つまり、人間の自然の眠りに近い仕組みで作用するということです。

体内時計を調整する作用

出典:healthil

実験によると、メラトニンを服用した場合は体内時計の位相が80分前倒しになったという実験結果が出ています。これはメラトニン受容体作動薬の大きな特徴です。このような結果から、体内時計が狂ってしまったことによる睡眠障害にも何らかの効果が期待されると言われています。

メラトニン受容体作動薬は副作用が改善されている

従来の睡眠薬にある副作用、筋弛緩作用や記憶障害、リバウンドといった副作用がないことが大きな特徴です。このため睡眠薬を使うことが難しい方にも効果が期待されます。もちろん副作用はゼロではありません。一部ではめまいやうつ病リスクの増大なども報告されています。

まとめ

このようにメラトニン受容体作動薬はメラトニン受容体に直接働きかけることによって効果を発揮し、体内時計の位相も前倒しにする効果が確認されています。従来の睡眠薬にはない作用機序や効果から不眠治療に新たな可能性を広げる薬と言えるのではないでしょうか。

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