
朝食には糖分を補給するのが◎食事と睡眠の深い関係とは?
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健康を維持するためには食事と睡眠が重要な鍵となります。これらには密接な関係性があり、どのような食事内容を行うかによって睡眠の質も変化します。今回は良質な睡眠にする食事のポイントについてご紹介しましょう。
健康な状態を保つためには食事と睡眠は非常に重要な鍵となります。
これらには深い関係性がありますから、どのような食事を摂るかで睡眠の質も大きく変化するのです。
こちらでは良質な睡眠にする食事のポイントやトリプトファンサプリメントを摂るタイミングについてまとめましたので、健康状態を保ちたい方は是非参考にしてください!
朝食は脳の栄養源になる糖分を補給することが大切!
朝食は簡単なものでも大丈夫ですので、脳の栄養源になる糖分を補給するようにしましょう。
栄養不足で日中の活動力が低下すると、良質な睡眠をとることが困難になります。
また朝食に果物を摂取すると1日を良好に過ごせる作用が期待できますから、バナナやマンゴーなどの糖分が含まれている食品を摂取してください。
糖質の多い主食
ご飯、パン、ラーメン、パスタ、うどん、そば、そうめん、シリアル、春雨、お好み焼き、たこ焼きなどの粉物
糖質の多い野菜、果物
ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、山芋、かぼちゃ、とうもろこし、レンコン、ドライフルーツ(レーズン、干し柿、プルーン、ドライマンゴーなど)、果物缶詰(もも、パイナップル、ミカンなど)、バナナ、アメリカンチェリー、マンゴー、ブドウ
夕食は就寝3時間前に済ませるようにする!
夕食後直ぐに睡眠をとろうとしても、スムーズに眠れないということはありませんか?
食後直ぐは胃や腸が活性化しているため、中々眠ることはできませんし、胃内に食べ物が残った状態で睡眠をとると胃腸に負担をかけてしまい、眠りが浅くなる原因に繋がります。
消化には2〜3時間程度の時間を要するため、良質な睡眠をとるためには就寝3時間前の食事を心掛けるようにしましょう!
帰りが遅くなってしまう時は、夕方におにぎりやバナナ、栄養補助食品で空腹を抑えておき、帰宅後の夕食を7分目程度に減らせば、胃腸への負担が軽減されて眠りやすくなります。
また、揚げ物などの油っこいものやタコ・イカなどの消化されにくいものに注意し、夜食のスナック菓子やケーキ類なども、油分が多く消化されにくいので避けるようにしましょう。
トリプトファンには睡眠ホルモンをつくる作用がある!
アミノ酸の一種となるトリプトファンには、脳をリラックスさせる睡眠ホルモンのセロトニンを生産する役割があります。
トリプトファンを豊富に含む食品としては大豆製品や卵、鶏肉や魚介類などがありますが、食事での摂取が困難な際にはサプリメントで補うようにしましょう。
1.空腹時に摂る
トリプトファンを摂取しても睡眠が改善されない一番の理由は、ほかのアミノ酸による吸収阻害と言われています。
ほかのアミノ酸というのは、元をたどれば食事に含まれるタンパク質のことです。食品のタンパク質には、トリプトファン以外のアミノ酸(バリンやロイシンなど)が豊富に含まれていますが、これらのアミノ酸はトリプトファンが脳内に入るときに競合してしまうのです。
トリプトファンは脳内に届けられたあとでセロトニンになりますから、それが阻害されてしまうとセロトニンの量を増やすことができません。
このことを考えると、トリプトファンは空腹時に摂るのがベストです。少なくとも食事の前後2時間は避けるようにしましょう。
いかがでしょうか?
良質な睡眠をとるためには朝食に糖分を補給する必要があり、夕食は就寝3時間前に済ませることが大切ということを、ご存知いただけたかと思います。
トリプトファンのサプリメントはブドウ糖と一緒に摂取するとより優れた効果を期待できますので、参考程度に留めておいてください。
糖分が豊富なバナナやマンゴーなどを摂取する!