
人はなぜ眠るのでしょうか?眠らなくても死なないってホント?そのメカニズムに迫ります
子供の頃、眠れない夜に両親から「一晩くらい眠れなくても死なない」と言われたことはないでしょうか。そもそも人はなぜ眠るのか、なぜ寝ないといけないのか、考えてみませんか?
当たり前のようにして、人は眠りにつきます。ですが、なぜ眠るのか考えたことはありませんか?眠らなくても死なないと都市伝説がありますが、実際にはどうなのでしょうか。睡眠には隠れた謎がありそうです。眠りと人の関係についてまとめました。不眠に解消のヒントがここにあるかも?しれません。
人が眠るのには理由があります
疲れたとき、眠気を感じると思います。これは脳が休息を要求しているからです。他にも食べた後で眠気を感じて、仮眠をとる人もいらっしゃるでしょう。一日中、脳は働き続けています。脳がお疲れモードのままだと、体を休めることすらできなくなります。
睡眠中には、体のために欠かせないホルモンが分泌されます。成長期なら成長ホルモン、お肌のための女性ホルモンも睡眠中に分泌されます。
もし、人が眠らなかったとしたら、体はどうなってしまうのでしょうか。以下の項目で考えてみたいと思います。
人が眠らないといけない理由
「もし眠らないですむのなら人生の時間がもっと増えるのに」と、考えたことはないでしょうか。人生の約3分の1は睡眠に費やされます。この時間を無駄だと捉えることは、大きな間違いです。
睡眠により人は、脳と体の再生を図ります。心身ともに健康的な生活を送るためには睡眠を抜きにして考えられません。
また睡眠をとらないで徹夜をすると、思考能力・判断力が低下します。健康的な生活には睡眠は欠かせません。寝なくてもいい、などと考えているとやがて睡眠障害になり、フラフラになってしまいます。実際に、まったく眠れない男性が亡くなったことがあります。
長期的な影響では、ある人が過去に挑んだ不眠記録に11日連続して起き続けたという記録があるそうですが、時間の経過とともに妄想や幻覚、記憶障害の症状が現れたそうです。
出典:睡眠とは
眠剤で眠くなるメカニズム
不眠症の改善に眠剤を使う人もいると思います。ですが、眠剤を飲むとどうして眠くなるのか、知っていますか?眠くないのに無理矢理に眠らせる薬だという間違った考えを持っている人もいることでしょう。
眠剤には、脳内の興奮を抑える役割があります。眠りを妨げる神経を休ませ、眠気を誘っているのです。正しい使い方をすれば、眠剤は快眠を約束します。日常生活にも上手に取り入れたいものですね。
確かに昔主流だった眠剤には、体に負担をかける危険なものもありました。ですが、医学が発展した現在、以前のような眠剤の処方が少なくなってきています。
まとめ
眠ることは、人にとって命を守るといっても過言ではありません。健康的な生活を送るために、人は睡眠を通して体の修復を図り、脳を休ませています。なぜ眠るのか、その答えは「生きるため」です。もし、どうしても眠れないときには、眠剤を上手に取り入れたいもの。人として生活するためにも、睡眠を軽く考えないほうが良いのです。