
眠気ってどこからくるの?神経伝達物質のアセチルコリンとの関係性について
眠気は一体どこからやってくるのでしょうか?人間は眠っている状態のほうが「正常」なので、脳に興奮性の刺激がないと自然に眠くなってしまいます。脳にアセチルコリンを増やす事で眠気を和らげることができます。
眠気を感じないのに無理矢理寝ようとしてもスムーズに睡眠をとることはできませんよね?
睡眠に眠気が生じるのはあらゆる寒天から説明することが可能ですが、今回は睡眠時に眠気がわく主な理由や神経伝達物質のアセチルコリンとの関係性、増やす方法について解説したいと思います!
眠気は脳幹網様体の前頭葉に対する刺激が減少して発生!
眠気を伴う理由のひとつとして、脳幹網様体の前頭葉に対する刺激が減少することが挙げられます。
人間は起きた状態がデフォルトではなく、眠っている状態がデフォルトとなるため、常時大脳の前頭葉を刺激し、起きることができるのです。
刺激している物質とはドーパミンやノルアドレナリン、アセチルコリン、セロトニンなどの興奮性神経伝達物質。こういった物質が脳内で減少すると、睡眠に眠気が伴うことになります。
睡眠に眠気を伴うのはギャバが増加するため!
睡眠に眠気を伴う理由としては、ギャバという抑制性神経伝達物質が増加することも挙げられます。このギャバがドーパミンの作用を抑制するのです。
ギャバは少量の飲酒や醤油、玄米や味噌などに含まれていて、寝酒は少量でギャバを増加させ、多量になると反対に脳中に興奮性物質を増加させたり、脳幹を麻痺させますから安眠するためには十分な注意が必要です。
そのほか睡眠時に眠気がわいてくる理由として、睡眠物質が挙げられます。現在十数種類の睡眠物質が発見されています。たとえば、もっとも強力なものとしてプロスタグランジンD2。人は日中起きていると、さまざなホルモンを使用します。それが分解されると、疲労物質となり睡眠に眠気を催す睡眠物質へと変わるのです。
アセチルコリンは睡眠や学習に対する神経伝達物質として作用する!
アセチルコリンは脳中では記憶や学習、睡眠や覚醒に対する神経伝達物質として作用し、身体に対してもエネルギー備蓄や休息に関する伝達物質として作用します。
この神経伝達物質が脳内で向上すると集中力が増加し、記憶力アップの効果も期待することができるのです!
それからもうひとつアセチルコリンを語るうえでは忘れてはいけないのがアルツハイマー型認知症との関係です。
アルツハイマー型認知症になるとアセチルコリンが減少することがわかっていてその原因はアルツハイマー型認知症を引き起こすβアミロイドがアセチルコリンを分泌する神経細胞を集中的に死滅させるからです。
アセチルコリンを増やすためにはコリンという成分を摂取する!
アセチルコリンを増やすためには、コリンという成分を摂取する必要があります。
このコリンは卵の卵黄にたくさん含まれていて、アミノ酸のひとつとなります。これが減少する学習能力が低下したり、記憶障害の原因に繋がるのです。
脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンを増やす為には、コリンは脳へ入らなければなりません。脳には不要な物を入れないために、脳関門という関所のようなものがあります。この脳関門を通るには、大豆の場合他の栄養素も多いため、入りにくいという欠点が有るようです。卵の場合、邪魔をする他の栄養素が少ないため脳内にも入りやすいのです。
まとめ
いかがでしょうか?
眠気は脳幹網様体の前頭葉に対する刺激によって発生し、睡眠や覚醒に対する神経伝達物質としてアセチルコリンを作用させるためには、コリンを豊富に含んだ卵黄の摂取がおすすめということを、ご存知いただけたかと思います。
妊娠中の女性の場合はより多くの摂取が必要となるため、認識しておいてください!