
睡眠改善に必要な光や目覚めをサポートする照明器具、コーニス照明の特徴・注意点
良質な睡眠をとるためには光を浴びるのが効果的という話は一度は耳にしたことがあるかと思います。
しかし、どの程度の量を浴びればいいのか、タイミングもイマイチ分からないという方が多いのではないでしょうか?
今回は睡眠改善に必要な光や目覚めをサポートする照明器具、コーニス照明の特徴や注意点をまとめました!
目覚まし時計のアラームが突然鳴って驚いたことはありませんか?
深い眠りについているときや周囲が暗いときはスムーズに目覚めにくいものですが、睡眠改善に必要な光や目覚めをサポートする照明器具、コーニス照明の特徴・注意点とは一体何なのでしょうか。
今回はその詳細についてお伝えしたいと思います!
睡眠改善には高照度光療法による治療が効果的!
不眠症の方の睡眠改善、あるいは冬季うつの治療方法として活用されている高照度光療法が治療に効果的とされています!
この光療法は太陽光に類似した人工的な光を日中に数時間程度浴びる方法で、即効性があることから多大な注目を集めています。
必要な光の量とは?
それで高照度光療法では、どのぐらいの光を浴びる必要があるのでしょうか。ちなみに、照度の目安は次のようになっています。
・10万ルクス 晴天時の屋外
・1万ルクス 曇天時の屋外
・5千ルクス 雨天時の屋外
・2千5百ルクス 晴天時の室内(東や南側に窓がある場合)
・1千ルクス オフィスの照明
・5百ルクス 住宅の照明
これらをふまえたうえで、光療法で効果を得るには「1万ルクス×1時間」程度が必要だと言われています。ただし、夜にこれだけの光を浴びると体内時計が大幅に狂ってしまい、眠れなくなるのでNGとのこと。
体内時計を光で制限する『ブライトアップ・クロック』
長い睡眠時間をとったからといって、スムーズな目覚めになるとは限りません。
『ブライトアップ・クロック』は光で睡眠の深さを調整するため、設定時刻の90分前に明るいライトが1〜60秒間点灯し、この流れによって体内リズムを制限され、アラームが鳴るあたりには眠りが浅い状態になり、スッキリと目覚められる効果が期待できます!
「ブライトアップ・クロック」の光源には、紫外線をカットした特殊な蛍光灯が使われているので、目にとっても安全です。
出典:人気の目覚まし時計ブライトアップ・クロック - 光・睡眠リズムで快適な目覚め -
寝室全体の明るさを調整する『アッサ』
『アッサ』とは寝室全体の明るさを調整し、スムーズな目覚めを促進させるシーリングライトです。
アラームの設定時刻の30分前から点灯を開始し、朝日が昇るように明るくなっていきます。
また設定時刻のおよそ2分前あたりから、ヒーリング音や小鳥のさえずりを選択によって聞くことができるため、より快適な目覚めを手に入れることができます。
「ASSA」を使った子どもでは、目覚めや朝の気分が良くなることを、富山大学の神川康子先生が報告しています。さらには、その日1日を通して気分の良さが続きます。不規則な生活となりやすい子どもたちの生活の質や、その子どもたちをサポートする保護者にも、良い影響があると思われます。
出典:パナソニック電工 PANASONIC シーリングライト LBP58530K ASSA白熱灯タイプ 生体リズム 光・めざましシーリング 日の出のようにじわじわ明るく|商品紹介|照明器具の通信販売・インテリア照明の通販【ライトスタイル】
間接照明のコーニス照明には良質な睡眠が得られる効果がある!
コーニス照明などの間接照明には、良質な睡眠が得られる効果があるとされています。
もし部屋の照明が明度調節可能なタイプであれば、就寝1〜2時間前に明度を少し下げるとより効果的です!
その他にもコーニス照明には壁面を明るくみせることで空間を広く見せたり、壁面仕上げ材の素材感や形を引き立てる効果があります。
注意点
壁面に光をバウンドさせる場合、光源と壁面の距離は少なくとも150mm以上、照明効果を考えると250mm以上は必要。
天井から壁面に沿って照らす場合、壁面に生じる影に注意。
均一に光を回したいときには、光源の位置と強さを考慮する。
光源に見えないように、懐の深さ、ルーバーの形や位置、羽の間隔に注意する。
壁の目地や段差など、壁面の仕上げの欠点が目立ちやすい。
壁面に対し、天井面が暗いと圧迫感を感じるので、天井面からの直接光と併用する方がよい。