
ひょっとして過眠症?もしかしたら睡眠障害のナルコレプシーかもしれませんよ
寝ても寝ても眠い。夜は早めに寝ているし、朝起きると熟睡感もある。でも、それなのにまたすぐ眠くなってしまう。私は過眠症?それって睡眠障害のナルコレプシーかもしれませんよ。
寝ても寝ても眠いことがあります。春先など特に眠気を誘う時期が存在します。私って過眠症かも?と思うくらいに眠くなる経験は誰しもが持っているはずです。ですが、問題はその眠りの程度です。昼間、まるで意識を失うように眠ってしまうのなら、それはナルコレプシーという病気かもしれませんよ。
ナルコレプシーとは
寝ても寝ても眠い、夜も10時間以上寝ているから睡眠はバッチリなはずです。それなのに耐えられないほどの睡魔がやってきます。時を場所を選ばずに襲ってくる眠気。気がつけば意識を失うように眠ってしまっています。それこそ、過眠症の一種であるナルコレプシーの典型的な状態です。
日本人に多いと言われているナルコレプシー。約600人に1人がかかっているのだとか。実はこのナルコレプシー、症状は過眠だけではないのです。
ナルコレプシーの症状
ナルコレプシーは、日中に短時間睡眠を繰り返す過眠症のひとつです。夜なかなか眠れないと思っていたら、昼間に発作的に寝ていたなどというケースもあります。立派な睡眠障害です。
症状として、寝ちゃいけないと強く思えば思うほど眠ってしまう睡眠発作、感情表現にあわせて眠ってしまうカタプレキシーがあります。
その他、金縛り、悪夢もナルコレプシーの範疇に入ります。金縛りや悪夢は脳が眠りに入っているのに、意識がまだ起きている状態で起こりやすくなります。
治療には周囲の協力が欠かせません
精神科を受診することで症状改善に役立ちます。ですが、ただ処方された薬を飲んでいるだけでは思うように睡眠障害の改善を図ることができません。
突然、眠り込んでしまうあなたを見て、何も知らない人はフザケているとか、怠けているなどとマイナスな評価をしがちです。中には気合が足りないからだとばかりにお説教する人もいることでしょう。
ですが、ナルコレプシーは怠けているのでもなく、ましてや気合で治るものでもなく、れっきとした過眠症です。周囲の理解と協力を得られるか、得られないかで治療の進み具合も変わってきます。お説教をする人の言うことは、納得したふりをして気にしないことです。
まとめ
過眠症の一種でもあるナルコレプシー。発作的に眠り込んでしまう症状があります。緊張して眠りたくないと願えば願うほど眠ってしまう、ちょっとやっかいな病気です。もし気になる点があったら、精神科の受診がオススメです。自分で睡眠コントロールができるようにお薬を処方してもらいましょう。これで気になる睡眠障害の改善がはかれるはずです。