
睡眠薬と睡眠導入剤って何が違うの?知らないと怖い薬の知識
睡眠薬と睡眠導入剤の違いは何?分けているからにはそれなりの理由があります。ちゃんとした知識を身につけて、薬を正しく使いましょう。
睡眠薬はよく聞きますが、睡眠導入剤というものがあるのを知っていますか?
間違った使い方をしないために、この2つの違いをよく理解して、薬を正しく使用しましょう。
まず、一般的に知られている、睡眠薬とはそもそも何なのでしょうか?
睡眠薬とは
その名の通り、眠りをもたらす薬剤のことを指します。不眠症の治療などに用いられ、夜に眠れない方や、安眠を得られない方が使う場合が多いです。個人差はありますが、副作用が出ることが多い薬でもあります。症状としては、次の日になると眠さが抜けなかったり、フラフラとするなどが挙げられます。依存性も高いため、重度の不眠症に悩んでいる方が使用しています。
睡眠導入剤とは
睡眠薬の中でも作用時間が短く、寝つきを良くする作用が特に強いものが睡眠導入剤と呼ばれています。寝てしまえば深く眠りにつけるけど、寝つきが悪い方や、布団に入ると考え事をしてしまう方などに効果的です。
睡眠薬と睡眠導入剤の違い
大きな違いがあるというわけではありませんが、睡眠薬には大きくわけて2種類あります。
1,寝付きをよくするもの
2,中途覚醒を防ぐもの
前者が睡眠導入剤と言われるものですね。なので、違いというよりは睡眠薬の種類の一つが睡眠導入剤ということになります。
睡眠導入剤の種類
有名なものでいえばトリアゾラム(ハルシオン)、ゾルピデム(マイスリー)で、作用時間が2,3時間と短いのが特徴です。
副作用を軽減したものも出ている
近年、睡眠薬の副作用が問題視されており、副作用を軽減した睡眠薬も出ています。
依存性も低く、翌日のだるさも感じにくくなるものですね。ですがその分薬の効き目は軽くなりますので、寝た気がしないといった症状も出てきやすいです。
まとめ
睡眠薬も種類は様々で、効き目の強さや作用時間の長さもそれぞれバラバラです。自分の症状に合ったものでなければ、別の異常をきたす恐れもありますので、しっかり医師の方と相談し、薬を使うようにしましょう。